「兄贵、渡し船だ」
钢先はそう言うと、淡い蓝sEの道士服を翻し、十人乗りほどの小舟に乗り込んだ。二人も続いて乗る。
船头は背の高い、痩せた男だった。先客に一人、役人らしい男が乗っている。
船が出た。
しかし、河の中ほどに来たとき、船が急停止された。
役人が怒鸣る。
「おい、行かぬか!」
钢先も闻いた。
「岩にでも当たったか?」
すると船头は、持っていた橹を役人に突き付けて言った。
「お前、见覚えがある。胥吏の余博能だな。袖の下取り放题の、悪徳役人め」
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